興南が9度目の優勝　前原に17ー2　3位は沖水　高校野球秋季大会

　高校野球の第71回県秋季大会は23日午後1時から、沖縄市のコザしんきんスタジアムで決勝戦を行い、興南が前原に17ー2で勝ち、2010年以来9度目の栄冠を手にした。決勝戦を前に行われた順位戦は、沖縄水産が北山に5－1で勝利した。

　決勝戦の二回裏、興南の攻撃。先頭の4番・盛島稜大が中前安打で出塁すると、連打でつなげ7番・長嶺龍希の適時打で先制。二回に3点を奪うと、三回に2点、四回に1点、六回に10点、八回にも1点と重ね、前原を突き放した。投げては1年生投手の平山航多が、前原打線を抑え完投した。

　前原は四、八回にそれぞれ一点を返すも、打線がつながらず反撃には及ばなかった。

　決勝に進んだ両校は既に、来春の選抜大会の出場選考資料となる九州大会（11月6～12日、鹿児島県）の出場権を獲得。九州大会の組み合わせ抽選会は29日、鹿児島市内で行われる。