アスティーダ、今季ホーム初勝利 ダブルスで勢い乗る 卓球


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球アスティーダ―岡山リベッツ 第1マッチ複 第2ゲーム、素早く打ち返す琉球の木造勇人(左)と平野友樹=23日、南城市のユインチホテル南城(喜瀬守昭撮影)

 アスティーダはダブルス勝利で勢いを得て、連敗を打破するホーム戦初勝利に結び付けた。

 木造勇人はダブルスとシングルスに出場。「ダブルスで(岡山の)森薗政崇のペアに初めて勝つことができた。いい収穫になった」と自信を得た様子だった。シングルスでも森薗と対戦し火花を散らした。

 第1ゲームは先取したものの、その後は続けて3ゲームを奪われた。第3ゲームでは6―10から4連続得点で同点まで追い上げたが、最後は巧みなサーブでねじ伏せられた。「開幕戦からまだシングルスで勝利がないので、次は勝ってチームに貢献したい」と悔しさもにじませた。

 2戦連続で勝利を収めたのは戸上隼輔。昨日、チームメートの宇田幸矢を破った相手との競り合いではラリーで粘り、流れを渡さなかった。「宇田との戦いを見ていてサーブのうまい選手だなと思った。接戦の場面でも冷静に対応しきれた」と振り返る。

 一方の宇田は武器のチキータがさえた。強気の攻めを貫きストレート勝ち。「昨日は自分のミスで点を取られ、相手に勢い付かれた。ラリーに持ち込めば得点が取れるし、今日はいい部分が出せた」と巻き返しに胸を張った。

 (大城三太)


 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは23日、南城市のユインチホテル南城で岡山リベッツと戦い、3―1で今季ホーム初勝利を飾った。通算成績は2勝6敗。第1マッチダブルスは木造勇人・平野友樹が2―0で田添響・森薗政崇にストレート勝ち、第2マッチシングルスを戸上隼輔が3―2で谷垣佑真に競り勝ち、第3マッチシングルスを宇田幸矢が3―0で龍崎東寅に勝利した。第4マッチシングルスの木造勇人は1―3で森薗に敗れた。約2カ月の期間を挟み、次戦は12月20日、沖縄市の沖縄アリーナでTT彩たまと対戦する。