「優しい投票環境を」 障がい者ら演奏とダンスで訴え


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ダンスや楽器演奏で投票を呼び掛けるパーティロックスのメンバーら=23日、沖縄市のコザ・ミュージックタウン

 【沖縄】31日の衆院選を前に、投票を呼び掛ける音楽イベント「エンジョイVOTE」が23日、沖縄市のコザ・ミュージックタウン1階の音楽広場で開かれた。障がい者にも優しい投票環境を求めることを目的に、知的障がい者でつくるバンド「パーティロックス」などが会場を盛り上げた。

 パーティロックスは、障がい者の社会参加を目指し、今月結成したばかり。南米の打楽器「カホン」を中心に、メンバーの個性に合わせた手作りの打楽器で演奏する。この日も会場全体に響き渡るパワフルな演奏とダンスを披露した。

 イベントを主催した「楓葉の会」の島粒希理事長(48)は、字の読み書きが困難な場合の対応など、障がい者にとっての投票環境が整っていないことを指摘。「(障がい者にとっての)投票環境を知ってもらい、改善するきっかけづくりとして、今後も周知していきたい」と語った。

 イベントではそのほか、指笛王国おきなわの指笛演奏や、ウオーキングインストラクターの屋良充佑紀さんらによるウオーキング披露などがあった。