沖縄戦体験や文化、歴史を学ぶ 東京の高校で学習会


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生徒らの前で、カチャーシーを踊る高山厚子さん(右)=12日、東京都豊島区の十文字高校(沖縄観光コンベンションビューロー提供)

 【東京】豊島区の十文字高校は12日、県修学旅行アドバイザーを務める高山厚子さん=東京都練馬区、旧羽地村出身=を招き、沖縄に関する学習会を同校で開いた。高山さんは自らの沖縄戦の体験などを語り、平和の大切さを説いた。生徒らは真剣に聞き入っていた。

 十文字高校は例年、修学旅行先を沖縄としていたが、本年度は別の場所に変更。沖縄についても引き続き学びたいと、沖縄観光コンベンションビューローに講師の派遣を依頼した。

 学習会では、琉装姿の高山さんが三線奏者2人の演奏の下、「かぎやで風」を披露した。高山さんは、かぎやで風や沖縄の地理、文化、県民性、食文化、歴史などを説明した。また、生徒らに「安里屋ユンタ」を合いの手を入れてもらいながら歌った。生徒や教員らはカチャーシーで盛り上がった。高山さんは生徒らに「いつか沖縄に訪れてほしい」と呼び掛けた。