奄美12市町村が首里城復興に2000万円寄付 沖縄県を支援


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奄美群島12市町村から寄付金を受け取る玉城デニー知事(右)、高岡秀規徳之島町長(中央)、朝山毅奄美市長=21日、県庁(奄美群島広域事務組合提供)

 鹿児島県の奄美群島12市町村は首里城再建の支援のため21日、沖縄県に2千万円を寄付した。大島郡町村会会長兼奄美群島市町村長会会長の高岡秀規徳之島町長と、奄美群島広域事務組合管理者の朝山毅奄美市長が那覇市泉崎の県庁に玉城デニー知事を訪ね、目録を手渡した。玉城知事は「寄付金は首里城の瓦などに使わせていただく」と感謝した。12市町村は2019年10月に首里城の火災が発生した後、12月3日に開催した市町村長会で寄付を決定した。決定の背景には、沖縄と奄美の歴史や、沖縄・奄美の世界自然遺産登録などを背景として首里城復興を支援したいという思いがあったという。

 高岡町長は「首里城の復興を機に沖縄と連携をしたい。支援できて光栄に思う」と話した。朝山市長は「12市町村からは寄付金について一つの異論もなく集まった。沖縄への思いの表れだと感じている」と語った。