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【北部】忙しい父母らの日常をサポートしよう―。そんなラジオ番組が、本島北部の情報を発信するコミュニティーラジオ局「FMやんばる」(名護市)にある。その名も「ママの味方ラジオ」。平日の午後5時から30分間、3人の女性パーソナリティーが生活に役立つ情報を届けている。
番組は今年7月に開始。金武町で「タコライスラバーズ」の活動を展開する安次富逸子さん(45)、名護市で革細工の工房を営む島袋はるなさん(44)、半年前に東京都から名護市に移住した池田麻里子さん(41)の3人が日替わりで担当する。
名物企画「本日の給食」は、名護市内の学校給食の献立を紹介する内容だ。「子どもの給食と夕飯の献立がかぶらないように」との配慮から生まれた。給食の献立を紹介するシンプルな内容だが「最近の給食の充実ぶりが分かる」と3人。リスナーからは給食の思い出話などが届く。北海道からその日の給食の献立が届いたこともあり、話題が広がるという。
そのほか、翌日の天候を「洗濯情報」として伝える。安次富さんは「送迎や買い物に追われる夕方のひととき、一生懸命日々を送る親たちをサポートしたい」と語る。島袋さんは「話すのは苦手。緊張の日々です」と苦笑しつつ、リスナーとのやり取りに面白さを感じている様子。名護の自然を満喫しているという池田さんは「時短メニューや便利情報、愚痴も大歓迎。励みになるのでメールしてほしい」と語った。
担当するFMやんばるの下地達也さんは「個性を楽しんでほしい。3人そろっての特番も今後考えたい」と話した。
(岩切美穂)