衆院選、三日攻防に突入 支持拡大へ候補者奔走


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支持者らと拳を合わせる候補者(左)=28日午後、沖縄本島内

 第49回衆院選は28日、選挙戦最終盤の三日攻防に突入した。沖縄県内4選挙区に出馬する各候補者は連日の過密日程に疲れをにじませつつも、31日の投開票日に向け、精力的な運動を展開。支持固めや無党派層の獲得へ選挙区内を駆け回り、声をからして支持を訴えた。

 県内4選挙区には前職6人と新人5人の計11人が立候補している。政権与党の自民候補は政権継続の必要性を強調し、対峙(たいじ)する国政野党の「オール沖縄」候補は政権交代の必要性を訴えた。28日も全国的に有名な国政与野党の政治家が候補者の応援に入り、マイクを握った。

 支持者が朝から手を振り候補者をアピールする姿が県内各地で見られたほか、選挙事務所でもスタッフや地方議員がこれまで以上に投票呼び掛けに奔走するなど、選挙戦は熱を帯びている。各陣営は20日から始まっている期日前投票の活用も呼び掛けた。

 今年最大の政治決戦と位置付けられている今衆院選では、米軍普天間飛行場移設問題や新型コロナウイルス感染症対策、次期沖縄振興計画の在り方が主な争点となるほか、政権への評価が問われている。