那覇市選管のミスで1人投票できず 選挙人名簿表示に誤り


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 31日投開票の衆院選で、那覇市の選挙人名簿の表示が誤っていたため、期日前投票に来た女性の有権者1人が投票できないミスがあった。市選挙管理委員会が29日に発表した。

 市選管によると、女性は27日午後6時ごろに市役所本庁舎の期日前投票所を訪れたが、名簿画面に「不在者投票請求中」と表示されたため投票できなかった。約30分後に名簿の表示が誤りであると分かった。28日に選管が女性宅を訪ねたが不在で、29日午後5時現在、連絡が取れていない。

 誤表示の原因は、不在者投票手続き画面でテスト入力をした後、消去を忘れた可能性が高いという。選管は「操作に熟練した職員の指導を受けて進めるべきだった」と謝罪した。ほかに同様の誤表示はなく、この女性が投票できるように誤表示を解除した。