久高島の軽石、あす撤去開始 船の運航再開には時間がかかる可能性


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軽石が大量に滞留する久高島の徳仁港=27日、南城市知念久高(小型無人機で撮影、テクノ・スクエア提供)

 【南城】沖縄県による南城市知念の久高島の徳仁港での軽石撤去作業は準備に時間を要し、開始は1日となる見通しとなった。作業がどの程度の期間に及ぶかは未定で、同市知念の安座間―久高島を結ぶ定期船の運航再開まで時間がかかる可能性がある。

 31日投開票の衆院選では、原則として市町村ごとに1カ所で開票作業に当たることが決まっている。南城市選挙管理委員会によると、同日朝の時点で船が運航していなければ、県選挙管理委員会を通して陸上自衛隊に投票箱のヘリ輸送を要請する方向で調整している。

 天候状況などでヘリ輸送が困難な場合は、本来の開票所とは別に、島内に「分割開票区」を設置して開票することも検討している。

 県南部土木事務所によると、撤去作業はショベルカー先端のかごの部分に網をつけ、海面の軽石をすくい上げる。7~8人で作業に当たる予定だが、増員も検討しているという。