「バスの日」利用をPR 協会バスガイド、観光回復向け


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沖縄観光の再開をアピールするバスガイドら=26日、那覇市おもろまちの沖縄総合事務局駐車場

 県バス協会(小川吾吉会長)は26日、那覇市おもろまちの沖縄総合事務局駐車場で「バスの日」の集いを開いた。各観光バス会社のバスガイドが、沖縄観光の回復に向けて利用を呼び掛けた。

 同協会によると、現在県内のバス業界全体で、運転手など約300人が不足しているという。

 沖縄総合事務局の米山茂運輸部長は、新型コロナウイルスの拡大前から、全国的に運転手不足が問題となっているとして「このまま担い手不足が続けば、コロナ収束後も需要に対応できなくなる。担い手確保が喫緊の課題となっている」と話した。

 路線バス各社の人事担当者は、大型二種免許の取得費用を会社で立て替えていることなど乗務員養成の取り組みなどを紹介した。

 交通エコロジー・モビリティ財団(東京)の大久保仁理事長は、聴覚障がい者や高齢者、外国人などと絵記号でやりとりできる「コミュニケーション支援ボード」600冊を小川会長に贈呈した。