沖縄周辺の海面水温27.5度 10月の最高値を記録した要因は?


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 沖縄周辺海域の10月の月平均海面水温が、解析値のある1982年以降で同月として最も高い水温を記録した。1日、沖縄気象台が発表した。

 最高値を記録したのは東シナ海南部の海域で、27.5度(平年差プラス1.4度)だった。9月に続き、2カ月連続での更新となる。気象台は要因について(1)高気圧に覆われ晴れの日が多かった(2)平年より風が弱かった(3)温かく湿った空気の影響が重なった-ことを挙げた。10月の後半以降は寒気の影響で海面水温は低下したが、平年より高い状態が続いたという。気象台の担当者は「生物などへの影響について情報は入ってきていない。引き続き情報収集する」と説明した。