コロナ対策で商品券 給食費1カ月無償化も 糸満市


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糸満市役所(資料写真)

 【糸満】新型コロナウイルス禍の経済支援などに取り組もうと、糸満市は10月31日までに緊急対策事業第10弾を発表した。2億円の経済効果を見込むプレミアム商品券事業や、11月~来年2月のいずれかの時期に児童1人当たり1カ月分の給食費を無償化することなどを盛り込んだ。プレミアム商品券事業の総事業費は1億1145万円。9月30日時点で住民登録のある世帯主宛てに、3日までにはがきが届く予定。はがきと引き換えに6~30日に商品券を販売する。

 販売先はサンエーしおざきシティ、マックスバリュ糸満北店と武富店、丸大糸満店、ファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」の5カ所。利用期間は6日~来年2月末。

 商品券は1つづり4千円相当の「プレミアム100」と1つづり3千円相当の「プレミアム50」の2種類で、販売価格はいずれも2千円。プレミアム100は市内の中小店舗や観光施設のみ、プレミアム50は大型スーパーでも利用できる。

 ひとり親世帯には12月以降、児童1人当たり6千円分の商品券を郵送で無償配布する。対象は(1)2021年11月分の児童扶養手当の受給者(2)ひとり親家庭等医療費助成制度の受給者(3)コロナ禍の影響で家計が急変―のいずれかに該当するひとり親世帯。

 ひとり親家庭等支援商品券事業に関する問い合わせは、こども未来課(電話)098(840)8191まで。