長包メロディー響かせる 音楽コンクール3部門13人が入賞 新報ホール


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「えんどうの花」を独唱し、一般の部1位に輝いた仲間直崇さん=3日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(提供)

 石垣島出身の作曲家・宮良長包の作品の普及継承を目的とした「第1回宮良長包音楽コンクール」(宮良長包協会主催、琉球新報社共催)が3日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。保育園生から大学生、一般の部に約30の個人・団体が出場し、近代沖縄音楽の父とされる宮良長包の作品を歌い上げた。独唱、アンサンブル、合唱の3部門が、3位以上の入賞者13人が決定した。

 独唱部門の小学校低学年の部1位に宮里海和(かいと)さん(高良3年)、同高学年の部1位に波照間心杜(こと)さん(津嘉山4年)が輝いた。中学校の部1位に伊禮朱里さん(嘉手納3年)、高等学校の部1位に宮城春花(はるな)さん(コザ1年)、一般の部1位に仲間直崇さんが選ばれた。そのほか、審査員による審査とは別に、観客の投票で決める聴衆賞には一般の部の末広朋子さん、特別賞には礼邦学園が選ばれた。