かりゆしウエア、女性の普段使いに マジュン・オキナワがブラウス発売


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
普段着でも使いやすい女性向けかりゆしウエア「MAJUNブラウス」をPRする日進商会デザイン・技術課の鈴木裕子副主任(右)とMD本部の我如古直裕課長=1日、糸満市

 かりゆしウエアブランド「MAJUN OKINAWA(マジュン・オキナワ)」を展開する日進商会(糸満市、大城直也社長)はこのほど、女性向けの「MAJUNブラウス」を発売した。これまで女性向けのかりゆしウエアは仕事着としてのイメージが強かったが新商品は普段着としても使えるように素材やデザインを工夫している。今年4月から販売している半袖に加え10月に発売した長袖も人気を博しているという。

 日進商会の女性社員から、「かりゆしウエアはプライベートでは使いにくい」といった意見が寄せられたことが、開発のきっかけ。素材やデザインを見直し、昨年試験販売すると好評を得たため、今年から本格的に販売することになった。担当したデザイン・技術課の鈴木裕子副主任は「普段でもおしゃれに着られるデザインにしたかった」と開発を振り返り、新たなかりゆしに取り組む意義を強調する。

 ブラウスはえりがなく、シャツタイプのかりゆしウエアと比べて柔らかな素材を使用している。半袖は4種類を販売しており、1日現在、自社店舗で約500枚の販売実績を誇る。10月に発売した3種類の長袖ブラウスも、肌寒くなる年末に向けて売り上げが期待されている。同社MD本部の我如古直裕課長は「いい反応をもらっているので、来年2月にも新デザインを発売する。これからもマジュンブランドの新しい提案を進めていく」と話した。