空手の「チャタンヤラクーサンクー」流行語大賞候補に 東京五輪の演武


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 「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が4日、発表された。沖縄発祥で空手の形名の「チャタンヤラクーサンクー」や「ゴン攻め/ビッタビタ」「副反応」「変異株」など、東京五輪・パラリンピックと新型コロナウイルスに関連する言葉が半数を占めた。選考委員会は「新型コロナと東京五輪で終始した1年」としている。大賞発表は12月1日。

 「ゴン攻め/ビッタビタ」は、東京五輪で実施された新競技スケートボード・ストリートを解説した瀬尻稜プロが、選手が技を繰り出す際に用いた独特の言い回しで話題になった。同じスケボー界からは、日本史上最年少の五輪金メダルに輝いた西矢椛選手の競技中継で、アナウンサーが発した「13歳、真夏の大冒険」も選ばれた。

 東京大会開催の是非を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をやゆした「ぼったくり男爵」も入った。

 新型コロナ関連では、ワクチン接種が進む状況を反映し、「副反応」が候補になった。「黙食/マスク会食」「路上飲み」などコロナで変化した日常を表す言葉や、米大リーグ、エンゼルスで大活躍した大谷翔平選手をたたえる「ショータイム」「リアル二刀流」といった言葉もノミネートされた。
(共同通信)