残り1000枚!首里城の赤瓦漆喰はがしボランティア再開 今回で最後、14日まで


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首里城赤瓦の漆喰をはがすボランティアら=6日、首里城公園の後之御庭

 沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所と県、沖縄美ら島財団は6日、火災で焼けた首里城赤瓦の漆喰(しっくい)はがしボランティアを首里城公園内の後之御庭(くしのうなー)で再開した。残りの赤瓦は千枚程度で、今回で最後となる。期間は14日まで。

 首里城赤瓦漆喰はがしボランティアは、昨年3月から始まり、数回の中断を挟んで3回実施された。

 今回の作業は今年4月以来、約7カ月ぶり4回目。前回までの作業には、延べ3822人が参加し、約2万3千枚の漆喰をはがした。

 接着剤として赤瓦をつなぎ合わせていた漆喰をはがした後、再利用できる分については、正殿以外の建物の再建に使われる。この日は、参加者らが付着した漆喰を金属製のへらやブラシで一つ一つ丁寧に削り取っていた。

 地元の首里出身で、4度目の参加だという前原まゆみさん=那覇市=は「首里城が焼けて、首里城にもっと関わりたいと参加した。仕上げた瓦が首里城の一部になると思うとやりがいがある」と話した。

 ボランティアは当日受け付けで、受付場所は首里城公園内の無料区域エリアにある系図座・用物座。午前と午後の2部制で定員は各20人。受付時間はそれぞれ午前9時~10時50分、午後1時~3時20分。

 問い合わせはボランティア事務局(電話)0980(48)4801。