宮古島市城辺保良の陸上自衛隊保良訓練場への地対艦、地対空ミサイルなどの弾薬搬入を巡り、陸自が14日にも海上から搬入する準備を進めていることが6日までに分かった。海上自衛隊の輸送艦を使って平良港=市平良=から運び入れる方針。弾薬搬入は今年6月に始まったが、陸自のヘリコプターによる少量の空輸にとどまっている。
宮古島市の条例で、港の使用には市長の許可が必要とされている。陸自は14日の搬入を目指して市に入港前手続様式(許可申請)を出しているとみられ、書類不備がないか確認した後、座喜味一幸市長が可否を判断する。
ミサイルの本格搬入を巡って、陸自は8月に計画していたが、座喜味市長が新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中の搬入を問題視し、延期を求めたため、一時的に白紙となっていた。