待望の舞台で90人熱演 那覇空港でダンスイベント


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子どもからシニア世代まで延べ約90人が出演したダンスイベント「ダンス エアライン2021」=7日、那覇空港国際線旅客ターミナル内「YUINICHI広場」

 ダンスイベント「ダンス エアライン2021」(ルーティーンジャイブ主催)が7日、沖縄県の那覇空港国際線旅客ターミナル2階の「YUINICHI(ゆいにち)広場」で開かれた。4団体延べ約90人のダンサーが出演し、コロナ禍で制限されていた公演の実現に、伸び伸びと迫力ある動きを見せて表現する喜びをかみしめた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で県内のダンス公演は軒並み中止となった。感染防止のために大人数が集まる練習も困難となるなど影響を受けた。感染状況が落ち着き、県内ダンス界でイベントの開催を探る中で、那覇空港を管理する那覇空港ビルディングが国際線エリアのPRも兼ね場所を提供した。

 この日は児童からシニアまでさまざまな世代が出演し、コロナ禍の憂さを晴らすように切れのある動きを見せた。出演者の家族や友人も駆けつけ、待望のステージに惜しみない拍手を送った。

 ルーティーンジャイブ代表で自身も出演した儀武頼人さんは「コロナ禍でイベントのありがたさを痛感した。ダンサーはやはり客の前で表現することで成長につながる」と話し、イベント開催を喜ぶ。「定例化できれば、国際線再開後も外国人客に対するおもてなしにも役立つのではないか」と述べ、今後もイベントが継続できるよう要望した。