ハイサイ探偵団が阿嘉島で釣りロケ 「地域貢献につながれば」動画配信へ


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ハイサイ探偵団のメンバーの3人と、協力のお礼にプレゼントされたTシャツを着た新垣秀人さん(右から2人目)

 【阿嘉島=座間味】沖縄の人気ユーチューブグループの「ハイサイ探偵団」がロケのため、10月22日に来島した。動画のテーマは、「釣った魚の代金でフェリー代を賄う」というもので、来島したのは、336さん、つぐーさん、はるおっきさんの3人。

 来島した当日は天候に恵まれず、ほとんど釣果がなかったようだ。探偵団の大ファンだという阿嘉島在住の座間味漁協職員の新垣秀人さん(44)は、釣れるポイントを紹介したり、マグロの漬け丼を差し入れたりと撮影に協力した。

 なかなか釣果の上がらないメンバーに助け舟を出したのは漁協準会員の中村勇太さん(38)。「ハイサイ探偵団の動画は以前から見ていて、特に釣り場を清掃する動画に共感していた。阿嘉島にもマナーの悪い釣り客が多く困っている。釣り人のマナー向上のための発信をこれからも続けてほしい」と話し、船を出して支援した。

 メンバーの3人は「今回の企画は、釣った魚で稼ぐことだったが、買ってもらうことで地元の人との交流を深めることも目的としていた。離島でのロケは、やはり地元の人の協力を得ることがとても大事で、その土地の良さや人の温かさを表現できるのではないかと感じている。最後も地元の人の優しさで、何とか目標を達成することができた」「自分たちの動画によって地域貢献にもつながればと考えている」と口々に話した。今回の動画は1カ月後に配信予定。
 (村石健一通信員)