沖縄観光の魅力発信!フォロワー55万人の台湾の彭國豪さん、琉球新報の特約記者に


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琉球新報社の玻名城泰山社長(右)から委嘱状の交付を受ける彭國豪特約記者=8日、那覇市泉崎の同社

 台湾で沖縄旅行ファンを集める会員組織をフェイスブック上で立ち上げ、現在約55万人のフォロワーがいる彭國豪(ペンクオハオ)さん(46)が8日、琉球新報社の特約記者に委嘱された。那覇市泉崎の本社で同日、就任式があり、玻名城泰山社長が委嘱状を手渡した。「沖縄旅行の最強台湾グループ」を抱える彭さんに、沖縄観光の魅力や課題を語ってもらい、琉球新報の紙面やウェブで定期的に紹介する。アフターコロナでの台湾観光客の来沖解禁を見据え、沖縄側の受け入れに有用な情報を届ける。

 彭さんのフォロワーやグループ会員にも、沖縄の情報を発信してもらう。台湾の沖縄ファンに地元紙ならではの情報を中国語で発信することで、沖縄観光の需要をいっそう喚起することにも期待がかかる。

 委嘱を受けた彭さんは「沖縄の情報を台湾の皆さんに提供でき、沖縄側の店舗も、台湾人観光客が何が必要か迎え入れの準備ができるようになるだろう。双方の交流を促し、地方経済の発展にも寄与できる」と提携の意義を語った。

 彭さんは台湾で旅行社やイーコマース事業を手掛ける。2015年に沖縄旅行ファンのための会員制グループ「沖縄彭大家族自助錦襄」を開設し、沖縄関係では台湾最大規模。観光案内のほか、旅行中の交通事故や急病もサポートする。県内企業とも連携して、観光スポットなどを台湾人に紹介している。