早朝5時に92デシベル…実弾を搭載したF15が4機離陸 米軍嘉手納基地


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 【中部】米軍嘉手納基地で6日午前5時ごろ、同基地所属のF15戦闘機4機が実弾を搭載して離陸した。離陸時には周辺住宅地に爆音が鳴り響いた。嘉手納町役場によると同機が離陸したとみられる午前5時12分に、同町兼久地域で騒音92.7デシベルが記録された。

 90デシベルは騒々しい工場内の音に相当する。航空機騒音規制措置(騒音防止協定)では午後10時から翌午前6時までの飛行を規制している。

 F15戦闘機は空中給油機2機を伴い離陸した。空中給油機は離陸後、台湾海峡で確認されており、F15戦闘機も台湾方面に向かったとみられる。

 台湾国防部(国防省)の発表によると、中国軍の戦闘機16機が同日、台湾南西の防空識別圏に侵入した。嘉手納基地のF15戦闘機は、中国側をけん制する狙いがあったとみられる。