伊江のフェリーが一部再開 住民ら「安心」 キャンセル待ちも


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伊江島行きのフェリーに乗り込む人々 =11日午前、本部町の本部港

 【本部・伊江】軽石漂着の影響で欠航していた沖縄県の伊江村営フェリーは11日、一部運航を再開した。本部港内に滞留する軽石の量が前日より減少した。伊江村民らは、ほっとした表情でフェリーに乗降した。欠航が続いた影響で予約が埋まり、フェリーに車を載せられない人が増え、キャンセル待ちが続いている。

 県による軽石の撤去作業は11日も続いた。村営フェリーは4往復8便中、朝と夕方の2往復4便を運航した。親族の告別式に向かうため午前8時発の便で本部港に到着した70代女性は「今朝、島内放送で運航すると知って安心した」と語った。本島に出張していた島袋秀幸村長も午前9時本部発の便で帰島した。