宜野湾市長が首相と面談 来年の選挙へ激励受けた 知事との日程調整は応じず


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
首相官邸(イメージ写真)

 【東京】宜野湾市の松川正則市長は12日、岸田文雄首相と首相官邸で会談した。岸田氏の首相就任後の会談は初めて。松川市長は記者団に対して、会談内容について「政治的な話が主だった」とし、2022年に行われる県知事選や宜野湾市長選への対応や市政運営について「がんばってほしい」と激励を受けたと明かした。

 岸田氏は首相就任直後の先月、玉城デニー知事から打診を受けたが、日程調整の面談に応じなかった。
 松川市長は岸田氏のほかに松野博一官房長官、栗生俊一官房副長官とも面会し、国と県、宜野湾市による「普天間飛行場負担軽減推進会議」作業部会の早期開催などを求めた。

 松川市長によると、岸田氏との面会について、官邸側が約2週間前から日程を調整。正式に決まったのは12日午前だったという。

 松川市長は、岸田氏に首相就任のあいさつと共に、県や宜野湾市の新型コロナウイルス対策の現状などを説明。岸田氏からの回答として「来年、沖縄県は知事選を含めて統一地方選挙がある。それもがんばってほしいということもあった」と述べた。