読谷の山内さん100歳の誕生日祝う　やしゃごも笑顔集う

　【読谷】読谷村の老人施設に入所する、山内シゲさんの100歳の誕生日を祝おうと10月3日、孫ややしゃごらが施設前に集まった。新型コロナウイルスの影響で施設への出入りが難しく、親戚らはなかなか山内さんと会えない日々が続いていた。この日、99歳年が離れたやしゃごの島袋晴夏（せな）ちゃんとは約1年ぶりの再会となった。

　集まったのは、山内さんの孫やひ孫など8人。施設が用意したカジマヤーの衣装に身を包んだ山内さんを囲み、全員で記念撮影をしたという。晴夏ちゃんの父で、山内さんのひ孫である島袋鴻（こう）さんは「一緒に写真も撮れたので、息子にとってもいい思い出になるはず」と語る。

　誕生日を祝おうと、鴻さんの母・清香さん、妹の由妃さん、いとこの宜保紅桜さんら3人が、施設ホールを使って琉球舞踊で「谷茶前」を披露した。鴻さんは「息子の手を優しくさするおばあの姿が印象に残っている。記念に残る思い出ができてよかった」と話した。