仮想空間でタイム競う ツール・ド・おきなわ代替イベントに500人参加


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中継会場でZWIFTのバーチャルレースに参加した(左から)増田成幸選手、高岡亮寛選手、西谷雅史選手、新城銀二選手=14日、名護市の北部会館

 【名護】新型コロナウイルスの影響で中止となった、第33回「ツール・ド・おきなわ2021」のロードレース部門の代替イベント「バーチャルレース」が14日、オンラインで開催された。自転車競技で五輪出場経験がある選手らも参加し、トークショーや特別走行会などの催しもあった。バーチャルレースには国内外から約500人が参加した。仮想空間でレースができるアプリ「ZWIFT(ズイフト)」を使い、レースの様子を動画投稿サイト・ユーチューブで中継した。参加者は仮想空間を共有し自宅などで自転車をこいでタイムを競った。

 名護市の北部会館が中継会場となり、東京五輪男子個人ロードレースに出場した増田成幸さん(38)らゲストライダーの4選手が対戦に挑んだ。38・7キロを走り切った増田さんは「純粋に楽しかった。来年は大勢のみなさんとこの地で会いたい」と笑顔を見せた。

 本部半島約45キロを一周する特別走行会も開かれ、リオデジャネイロ五輪に出場した内間康平さん(33)ら15人が参加した。

 参加者の合計走行距離を競うバーチャルイベントも今月末まで開催中。申請期間は20日まで。問い合わせはツール・ド・おきなわ協会(電話)0980(54)3174。