新聞活用で主体的学び 沖縄・糸満中でNIEフォーラム


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 桑原 晶子
子ども向け新聞などから得た情報を基に、沖縄の魅力について話し合う生徒ら=17日、糸満中学校

 新聞を活用した授業の実践について教育関係者が学び合う、2021年度沖縄県NIE(教育に新聞を)実践フォーラム(県NIE推進協議会主催)が17日、糸満中学校で開かれた。日本新聞協会指定NIE実践校の同校が主管した。「確かな学力を身につけ、主体的に学び合い高め合う生徒の育成」をテーマに、英語、社会、家庭科、数学の公開授業や全体会、分科会が行われた。市内外から教育関係者約30人が参加した。

 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施しなかったため2年ぶりの開催となった。参加人数を制限して実施した。数学の授業では海洋プラスチックごみ、家庭科では食品ロスの記事を取り上げ、教科の学習につなげた。

 全体会で県NIE推進協議会の仲村守和会長は「(NIEを)児童生徒の思考力や判断力、表現力を培う一助にしてほしい」と述べた。同校の大城直之校長は「主体的、能動的な子どもたちの育成につながると考えている」と新聞活用の意義を語った。