「宜野座旋風」OBがエール 孫教育の日式典、功労者も表彰


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宜野座高野球部が2001年、春夏連続で甲子園に出場した際のメンバーらが参加したパネルディスカッション=1日、宜野座村文化センターがらまんホール

 【宜野座】宜野座村教育委員会(新里隆博教育長)は1日、「教育の日記念式典」を村文化センターがらまんホールで開いた。パネルディスカッションでは宜野座高校の卒業生らが参加して同校の活性化を考えたほか、教育行政の功労者ら16個人1団体を表彰した。

 宜野座村は11月1日を「村教育の日」に定めている。式典には村内の中高校生らが出席した。

 「宜野座旋風を再び」と題したパネルディスカッションには、宜野座高野球部が2001年、春夏連続で甲子園に出場した際のメンバーらが参加。松田正太さんは「限られた環境でどう練習するか考えた。二つの『じりつ(自立・自律)』を目標に、考えて行動した」と振り返り、後輩らにエールを送った。

 新里隆博教育長は「北部から年間200~250人余りが中南部や本土の高校に流出している。地域の空洞化を防ぐには、柔軟性を持ちながらも、この地域だからできることを考え、教育力で流出を食い止めることが大切だ」と述べた。

 村教育長や教育委員長を歴任した上原秀幸氏に教育行政功労表彰が贈られた。