火事!ベランダから窓を割って救助 近所の3人「必死だった」 うるま消防感謝状


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火災現場から住民を救出した(左から)福原一起さん、南風原卓也さん、仲里司さん=10月25日、うるま消防

 【うるま】火災現場から住民を救助したとして、うるま市消防は25日、仲里司さん(41)、南風原卓也さん(34)、福原一起さん(28)の3人に感謝状を贈った。同署によると男性は無事に救助され、大きな被害もなかったという。

 8月の午後10時すぎ、同市高江洲の共同住宅で火災が発生。近くに住む仲里さんが警報を聞き、現場に駆けつけた。

 その後、共同住宅内に住む南風原さんと福原さんと協力し、ベランダ側から窓を割って、自宅内で倒れていた男性を救助した。

 「あまり記憶にないが、取りあえず助けようと必死だった」と福原さん。現場の隣室に住む南風原さんも「住人の方に大きなけがなどがなくて本当によかった」と話した。

 仲里さんは「以前も同じようなことがあったので、冷静に対応できた」と振り返った。

 新垣隆消防長は「夜間にもかかわらず、3人の勇気ある行動で被害が最小限に済んだ。感謝したい」と述べた。