海上チームに反権力人権賞 ヘリ基地反対協


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辺野古の海上でプラカードを掲げ、シュプレヒコールを上げて、新基地建設に抗議する人たち=2020年11月

 権力と闘い、人権擁護の活動をした個人や団体をたたえる「第33回多田謡子反権力人権賞」に、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する「ヘリ基地反対協海上チーム」が選ばれた。同基金運営委員会が16日、ホームページで発表した。

 建設計画に反対する活動を進めてきた「ヘリ基地反対協議会」は2005年に第17回同賞を受賞した。

 同基金運営委は、海上チームが不当な規制や弾圧をはね返しながら、カヌーや抗議船、地上での支援が一体となって建設阻止活動を続けていることなどを評価した。

 海上チームをまとめるヘリ基地反対協の仲本興真事務局長(73)は「海上での粘り強い非暴力の闘いが評価された。県民への激励と捉え、引き続き埋め立てを許さず、豊かな自然を守る活動を続けたい」と話した。