名護のNPO法人「大きな和」が破産 負債3億2千万円


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 東京商工リサーチ沖縄支店は23日、介護事業などを展開していた特定非営利活動法人大きな和(名護市、奥山博史代表理事)が那覇地裁名護支部から破産開始決定を受けたと発表した。新型コロナ感染症の影響で業況が悪化した。負債は債権者13人に対し、約3億2千万円。県内での新型コロナ関連倒産は17件目。

 東京商工リサーチによると、大きな和は2015年3月に特定非営利活動法人の認可を受け、介護事業所や学童施設、学生向けのシェアハウスなどを展開。20年3月期の売上高は9425万円まで伸びていた。しかしサービス拡充に伴う人件費が増加。19、20年3月期に2年連続で赤字を計上、1092万円の債務超過に陥った。21年3月までに事業を停止していた。