宮古上布を現代に シャツやワンピ、着物と融合「織衣」も 宮古島に染織工房


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アトリエを開店した石嶺香織さん=12日午前、宮古島市平良

 【宮古島】宮古上布作家の石嶺香織さんが12日、市平良下里にアトリエ「染織工房timpab(ティンパブ)」をオープンした。宮古上布を使ったワンピースやシャツ、財布など小物類も展示、販売している。オープン記念の展示会を15日まで開催し、ハープ弾き語りや唄三線など多彩なゲストが来場客を楽しませた。

 同アトリエではアンティークの宮古上布や宮古織を使って、着物と洋服のエッセンスが一体となった「織衣(おりごろも)」も目玉の一つ。石嶺さんは「宮古織など伝統工芸品を生活の中で使ってもらえるよう考えた。時間と手間が掛かる作業だが、その良さを感じてもらいたい」と話した。