琉球コラソン黒星 食い下がった「その先」に進めず 大崎電機に27-30 第12戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 日本ハンドボールリーグ(JHL)第14週第2日の28日、男子の琉球コラソンは福岡県の久留米総合スポーツセンターで暫定3位の大崎電気と今季第12戦を行い、27―30で敗れた。

 通算成績は2勝9敗1分けとなった。順位は10位のまま。

 琉球コラソンは4点を追う後半、粘り強く追い掛け続けたが、相手GKの好セーブもあり、詰め寄れず逃げ切られた。

 次戦は12月11日午後1時半から三重県員弁運動公園体育館でトヨタ車体と戦う。

 最後まで勝機をつかめないまま振り切られた。琉球コラソンは前半せめぎ合い、一度崩れかけた後半も懸命に食い下がって3点差までは詰め寄った。しかしその先に進めず、大崎電気を捉えきれなかった。

 追い掛けるコラソンは一時最大6点差まで引き離されたが、積極的な守りからの速攻や横パスからの連係プレーで得点し流れを引き戻す。残り10分で東江太輝が中央への仕掛けからシュートフェイントでバウンドパス。右サイドの美並省吾に渡り、GKの右脇下を抜くシュートで、24―27の3点差に追い上げた。

 直後の守りで内田武志が好セーブ。しかしここから得点につながらず、エリア内侵入というミスから攻撃ターンを失うなど逆に2連取されて再び5点差に。その後、3点奪うも時間が足りなかった。

 敗因は勝負どころでの決定力不足。当初から課題として横たわるが、この日も同じことを繰り返してしまった。黄慶泳監督は「接戦しながら勝負はできるようになっている。最後の変化を起こす、勝ちにつなげる個々の強さを確立しないといけない」と勝利が遠い現状に唇をかんだ。