芸能・文化

南城市に初の美術館 知念安座真に来春オープン アート関連企業が運営

南城美術館の「プレオープン展」で作品を鑑賞する来場者=18日、南城市知念安座真の同館

 【南城】沖縄県南城市知念安座真の小高い丘に来春、民営の「南城美術館」が開館する。同市での美術館開館は初めて。展覧会を催しながらアート作品の制作も可能な滞在制作型の美術館だ。世界遺産の斎場御嶽が近くにあり、久高島を見渡せる。同館の担当者は「観光客と地元客の双方が訪れる地域密着型の美術館にしたい」と意気込む。

 同館は18日にプレオープンし、12月5日まで「プレオープン展」を開催している。県出身の画家・山川さやかさんや紅型作家の新垣優香さん、写真家・石川真生さんの作品など約30点を展示する。

 敷地面積は5千平方メートル、館内は約380平方メートル。展示スペースに加え、アトリエや宿泊スペースなどを設け、アーティストが寝泊まりしながら作品制作に打ち込める。小規模のイベントスペースもあり、演奏会やワークショップ、ギャラリートークなどもできる。入り口にには陶工の新垣光雄さんが制作したシーサー2体が立っている。

 美術館はアート関連企業の半山(南城市)が運営する。館長を務める中国出身の王超(おうちょう)さん(31)は、19歳の時に日本へ留学した後に沖縄を何度も訪れた。「沖縄には貴重で素晴らしい自然や文化、芸術が存在する。この場所から世界に向けて発信し、同時に国内外のアートを沖縄の人に伝えたい」と語る。

 建物は2018年までフィニッシングスクール「西大学院」だった。学院長を務めた西大八重子さん(71)は「学生たちが日々過ごした学びやをそのまま残しており、感動した。この場所がアートに親しむ場所として生まれ変わるのはとても喜ばしい」と話す。

 プレオープン展は入場無料。問い合わせは同美術館(電話)080(4206)1004。
 (金城実倫)



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