【東京】関東在住の高知県西部地区の出身者などでつくる「土佐幡多(はた)の会」(中野正三会長)の総会と交流会が11月27日、東京都墨田区のホテルで開かれ、約70人が参加した。同会は、同郷のジョン万次郎の生涯を描くNHK大河ドラマ化を目指しており、万次郎が日本に戻る際に琉球に上陸したことから首都圏在住の沖縄出身者と交流している。
この日も仲松健雄東京沖縄県人会長、新垣進関東沖縄経営者協会会長らが参加し、懇親を深めた。総会で中野会長は「一般財団法人化を進め、郷里の経済活性化などに努めたい」とあいさつした。幡多地域出身で元東京電機大学学長の小谷誠氏が「幸福寿命を延ばす生き方」をテーマに講演したほか、「よさこい踊り」などが披露された。
これまで関東幡多の会として活動してきたが、2021年1月に「土佐幡多の会」に改称し、郷里の高知に支部を結成。大阪や名古屋にも支部を発足させる計画だ。会の交流会はコロナ禍で20年は中止となり、出席者を減らして2年ぶりに開催した。
(近藤好沖)