【一問一答】「沖縄アリーナは抜群」Bリーグ島田チェアマン、オールスターPR


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Bリーグオールスターゲームの沖縄開催をPRする島田慎二チェアマン=11月30日、那覇市の琉球新報社(大城直也撮影)

 プロバスケットボールBリーグの島田慎二チェアマンが30日、琉球新報社を訪れ、来年1月14、15の両日に沖縄市の沖縄アリーナで行うオールスターゲームをPRした。島田チェアマンの一問一答は以下の通り。

―沖縄アリーナと体育館との違いは。

 「全てだと思う。(スポーツを)するための施設なのか、見るための施設なのかという意味でコンセプトが違う。沖縄アリーナは国内にはないすり鉢状で、試合が見やすい。沖縄らしいエッセンスもあり、音響、雰囲気を含めて、全てにおいて群を抜いている」

―リーグの将来構想において、アリーナの整備を重要視している。

 「リーグが目指す地域活性化や成長戦略における一丁目一番地だ。琉球ゴールデンキングスはそれを地で行き、地域を盛り上げる存在になっている。アリーナ構想を持つ他のクラブも強く影響を受けている。キングスはファンが熱狂的で、県外にも増えている。経営も順調だ。キングスがトップランナーとして走ってくれていることは、リーグとしては非常にありがたい」

―沖縄の地理的な可能性について。

 「観光地としての魅力が満載で、コロナ禍が収束した後はさらにニーズが高まると思う。沖縄アリーナができたことで、ファンでなくても、観光で訪れた方が『すごい施設ができたらしい』と試合を見に来る人も出てくる。その層を吸引できるのは、現状で国内では沖縄アリーナだけ。今までのバスケ界ではありえなかったことだ」

―2023年にはワールドカップも行われる。

 「沖縄はアジアのハブであり、アジア各国から今後間違いなく人が来るし、23年には世界中から来る。アリーナでは音楽コンサートやコンベンションも行われ、沖縄に対する経済効果は大きい。地域の方が、自分の地域に対する誇りをさらに醸成するきっかけになることに期待したい」