お笑いやミュージカル、3団体が上演 1月から「沖縄芸能DAYS2022」


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来場を呼び掛ける公演の出演者=那覇市の沖縄産業支援センター

 沖縄県文化振興会による芸能舞台プロジェクト「沖縄芸能DAYS2022」が、1月から2月にかけて行われる。県内を拠点に活動する3団体が、お笑いや琉球芸能、沖縄版ミュージカルを上演する。沖縄の文化芸能を観光資源として活用し、文化観光メニューとして定着させることを目的とした、県文化観光戦略推進事業の一環。

 プログラムは、よしもとエンタテインメント沖縄主催の「おきなわ新喜劇 『学校へ行こう!エイサーの逆襲』」(1月15~16日、那覇市のパレット市民劇場)、琉球芸能大使館主催の「A la carte~琉球芸能をお好みで~」(1月29~30日、那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール)、エーシーオー沖縄主催の「歌えよ踊れ 愛(かな)さ島うちなー 沖縄燦燦(さんさん)」(2月5~6日、同ホール)。

 「A la carte―」は、琉球歴史家の賀数仁然と県立芸術大学芸術文化研究所准教授の鈴木耕太が、「琉球芸能ソムリエ」として、芸能の魅力や見どころを解説する。琉球芸能大使館の富田めぐみ代表は「ソムリエによる琉球芸能の見どころについてのゆんたくを聞き、本格的な舞踊をより楽しんでもらいたい」と話した。

 「沖縄燦燦」は初演から8年、182回の上演を誇る沖縄版ミュージカル。エネルギーあふれる踊りや三線、バイオリン、パーカッションの演奏が舞台を彩る。

 ありんくりんのクリスは「おきなわ新喜劇―」について「県民もより深くエイサーを学び、笑える劇に仕上がっている。沖縄の人でも芸能を見る習慣がまだ少ないので、公演を機に新規のお客さんにも見てもらって、舞台を見る習慣を継続させられたらと思う」と来場を呼び掛けた。

 いずれも昼の部が午後1時、夜の部が午後5時開演。入場料は一般2500円、高校生以下2千円。問い合わせは県文化振興会(電話)098(987)0926(平日午前9時から午後5時)。
 (藤村謙吾、写真も)