今年4月にデビューした沖縄県内在住のアーティスト、MATSURIのライブ「20th Birthday Live“おまつりごと”」が11月26日、北谷町のライブハウスモッズで開かれた。デビュー曲を皮切りにカバー曲やオリジナル曲など12曲を歌った。MATSURIは観客一人一人にあいさつするように会場を見渡しながら、笑顔でライブを盛り上げた。アコースティックの演奏に透き通った歌声が会場を彩り魅了した。
サポートに上地駿介(ギター)、新川雅啓(キーボード)を迎えた。幕開けはアカペラでデビュー曲の「金魚すくい」を歌い、前半はアーティストのカバー曲を披露した。中学生の頃、モッズでの飛び入りライブに参加した際に歌ったという中島美嘉の「ORION」や、カバー動画が1年間で約275万回を突破するなど反響を呼んだKing Gnuの「白日(はくじつ)」も歌い上げた。
いつか輝けるように誰かを幸せにできるようにと思いを込めたオリジナル曲の「線香花火」や、「蛍」のMATSURIの個性を感じるみずみずしい歌声に、観客は身体を揺らしながら聞き入った。ライブでは涙を流す人もいた。
アンコールに応えたMATURIにサプライズでバースデーケーキと花束がプレゼントされた。MATUSRIは「来てくださった皆さんに恩返しできるように、これからも頑張ります」とさらなる活躍を誓った。
(田中芳)