事業の中で社会課題解決を目指すソーシャルビジネスを県内で活性化させようと、よしもとラフ&ピース(那覇市)は起業支援と普及啓発を行う事業「島ぜんぶでうむさんラブ(島ラブ)」を始めた。1月には島ラブアカデミーを開講し、アイデアはあるが立ち上げにつまずいている人たちを対象に毎週研修を行い、4月中旬に開催予定の沖縄国際映画祭で事業プランを発表する。広く参加者を募集している。募集は最大10組で、15日締め切り。
休眠預金を活用した事業から5615万円の補助を受け、本年度から2023年度までの3年間で予算は総額6965万円。起業家支援やコミュニティー育成を行ううむさんラボ(うるま市、比屋根隆社長)が提携して研修を行うほか、県内各地でワークショップを開き、BS番組も作る。
吉本興業は、よしもとラフ&ピースを含めたグループ全体で、社会課題を解決し地域を盛り上げる活動を全国で展開する。
アカデミーは、ワークショップを多く取り入れ、メンター(助言者)や他の参加者と意見交換しながら、事業で解決したい課題や目指す方向を固めていく。
問い合わせはよしもとエンタテインメント沖縄(電話)098(861)5141。
(黒田華)