浦添市の当山小学校、分離新設校を2026年に開校 ゴルフ場跡地に建設予定


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 【浦添】2010年度から過大規模校となっている浦添市立当山小学校の分離新設校を巡って、浦添市は11日までに、2026年4月の開校を予定していることを明らかにした。10日の市議会一般質問で亀川雅裕氏に答えた。市が当山小学校分離新設校の開校時期を示すのは初めて。新設校の建設予定地は同市西原のゴルフ場「パブリックゴルフうらそえ」の中央部分で、今年3月に教育委員会が市に財産取得を申し出ていた。

 市は7月にワーキングチームを設置し、用地取得に向けた財源確保の調整や地主組合やゴルフ場関係者との協議を重ねている。市は教育委員会がまとめた調査報告書を基に総事業費を約76億円を見込んでいる。登野城寛企画部長は地権者との協議などが順調に進めば、開校時期の前倒しも可能との見方を示した。

 當間正和教育長は「市長部局と教育委員会が協力しながら地権者や保護者に説明し、納得していただくことが一日も早い開校につながる。市長部局と連携しながらしっかりと取り組んでいきたい」と語った。
 (吉田健一)