米軍嘉手納基地で10日に安全試験で放出された泡消火剤について、沖縄防衛局と米空軍は13日、主成分はエチレングリコールと硫黄化合物だと本紙の取材に回答した。川や海へ流れ出た場合、消火剤の成分が水中の酸素を吸収し、水生生物にリスクをもたらす可能性がある。一方、有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)は一切、含まれていないという。
空軍は「漏出の可能性を減らすため、緩和策を講じた」とし、近くの排水路を封鎖して泡を食い止める障壁を設けたと説明した。地域への漏れは確認されていないと強調した。
(明真南斗)