
18歳以下への10万円相当の給付について、新たに沖縄県北谷町や国頭村など22市町村が16日までに全額を現金で給付することを決めた。その内、13市町村は年内に10万円を一括給付し、糸満市は10万円を年内に分割支給する。2村は1月の一括給付を予定する。宮古島市や豊見城市など6市村は年内の一括給付が間に合わないとして、12月と1月にそれぞれ5万円を支給する方針。県内ではすでに那覇市や沖縄市など8市町村が全額現金給付を決めており、これで30市町村が全額給付を決めたことになる。
いずれの市町村も各議会で補正予算案を追加提案や追加説明、専決処分する。
年内の一括給付を予定するのは、南風原町、西原町、与那原町、北谷町、金武町、本部町、久米島町、与那国町、恩納村、読谷村、宜野座村、大宜味村、国頭村の13市町村で、糸満市は年内の全額給付を予定するが、27、28の両日に分けて支給する方針。
1月の一括給付を予定するのは、多良間村、渡嘉敷村の2村。12月と1月に分けて支給するのは、宮古島市、豊見城市、伊江村、東村、伊平屋村、伊是名村の6市村。16日時点で、クーポンの配布を決めた自治体はない。
10万円相当の給付を巡っては、政府は15日、全国の自治体に現金5万円と5万円分のクーポンを2段階で給付する方式を基本とする姿勢は維持しつつ、10万円の現金一括給付と、現金5万円を先行分と追加分で2回給付する3方式を示した。
(吉田健一まとめ)