FC琉球、カズにオファー 現役最年長54歳、近く直接交渉


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県内で自主トレを行い、汗を流す三浦知良=1月13日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム

 サッカーJ2のFC琉球が、元日本代表のFW三浦知良(54)=横浜FC=の獲得に乗り出していることが17日、分かった。関係者によるとクラブを通してオファーしており、琉球の幹部が近く本人に会って交渉を始める。

 チーム関係者は「オファーを出して、これから交渉に入る段階。彼の経験値と知名度はチームとって大きなプラス材料になると考えている。他の選手にとっても大きな刺激になる」と話した。

 現役最年長の三浦は今季リーグ戦1試合、カップ戦3試合の出場にとどまり、出場機会を求めているとされる。来季J2に降格する横浜FCは契約延長を打診しており、兄の三浦泰年監督がいる日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズも獲得を目指している。来季も契約すればプロ37年目となる。

 三浦は今年1月、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで自主トレーニングを行い、取材に「FC琉球がホームとしている素晴らしいピッチでトレーニングができ、環境に恵まれた」と話している。

 静岡県出身。1982年にブラジルに単身留学し、86年に名門・サントスFCとプロ契約を結んだ。90年に帰国し、日本代表に初選出された。今年3月に、自身が持つJ1最年長出場記録を塗り替えた。