「人材育成 市政の柱に」南城市長選、瑞慶覧氏が政策発表


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南城市長選に向けて政策発表する瑞慶覧長敏氏=20日、南城市大里農村環境改善センター

 【南城】来年1月23日投開票の南城市長選に2期目を目指し立候補を表明している現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=が20日、市大里仲間の大里農村環境改善センターで基本政策を発表した。瑞慶覧氏氏は「人材育成を市政の柱に据えて、世界に飛び出していけるような人材を育てたい」と訴え、産業育成や教育など八つの公約を掲げた。

 瑞慶覧氏は大規模集客施設誘致を打ち出し「雇用の拡大と東海岸地域の活性化、市民所得向上につなげたい」と述べた。

 性的マイノリティーのカップルを婚姻相当と認める「パートナーシップ宣誓」制度の創設も掲げ「市民や当事者の皆さまと議論を重ね、任期中に実現したい」と話した。

 福祉センター機能を備えた多目的利用施設の整備や先端技術など特色のある高校の誘致、福祉財源確保を目的とした市三役の報酬10%削減なども盛り込んだ。

 市長選は前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=も立候補を表明しており、一騎打ちとなる見通し。

(金城実倫)