石垣市で3回目のワクチン接種始まる 高齢者施設入所者ら


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3回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受ける高齢者=20日午後、石垣市内

 【石垣】石垣市内の高齢者施設などで20日、新型コロナワクチンの3回目接種が始まった。国がワクチン3回目接種について、医療従事者や高齢者施設の入所者と職員の接種間隔を、従来の8カ月から6カ月に前倒しすると発表したことを受け実施。市によると、高齢者らへの3回目接種は県内初とみられるという。

 20日は市内3カ所の高齢者施設などで接種があった。対象は入所者や施設利用者、施設職員など計約100人でファイザー社製ワクチンを使用した。市によると、今回接種を受けた人は、2回目接種から7カ月ほどの間隔が空いている。

 市は高齢者施設への巡回接種を進め、1月以降、高齢者向けの集団接種を始める予定だ。

 中山義隆市長は17日に報道陣の取材に対して、オミクロン株の流行を念頭に「高齢者施設で(オミクロン株が)発生すればクラスターになるので、まずは施設から先に打ち始めたい」との考えを示していた。(西銘研志郎)