アスティーダ、初のアリーナ開催を飾れず 木造は惜敗…流れ変えられず


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第3マッチ スマッシュを放つ琉球アスティーダの木造勇人=20日、沖縄市の沖縄アリーナ(喜瀬守昭撮影)

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは20日、沖縄市の沖縄アリーナでTT彩たまと対戦し、0―4でストレート負けした。通算成績は2勝7敗。10月23日以来、約2カ月ぶりの試合で沖縄アリーナでは初開催。第1マッチダブルスの木造勇人・平野友樹が敗れ、続くシングルスの戸上隼輔、木造も競り合いながらも勝利に届かなかった。有延大夢はストレート負け。次戦は21日、同アリーナで木下マイスター東京と戦う。

 ここぞの場面で踏ん張りがきかず、琉球アスティーダは初のアリーナ開催で完敗した。

 第1マッチダブルスで互いにゲームを取り合い、第3ゲーム10―11の場面。平野友樹の強打で追い付いた。しかし直後に平野、木造勇人が立て続けにコースアウトとなり勝利をゆずった。平野は「凡ミスや勝負すべき時に勝負できなかったのが敗因」と反省する。

 第3マッチシングルにも出場した木造は第5ゲームまでもつれる接戦を展開した。相手の重心の反対側を狙い、ボールへの反応の良さで得点を重ねた。終盤は手前に置きにいってのミスやサーブを返せず失点を重ね、最後は打ち合いで押され屈した。

 2カ月ぶりのリーグ再開。平野は「Tリーグは他の大会と異なる独特の雰囲気がある。感覚を慣れさせることを含め、メリハリをつけた試合をしたい」と修正を誓った。

 宇田幸矢は11月の世界選手権で左肩を脱臼し欠場。吉村真晴主将は10月31日のテレビ番組収録で負傷し出られなかった。

 張一博監督は「大事な場面で守りに入ってしまった。今季ホーム戦初の有観客、さらに沖縄アリーナ初開催だったのでさらに悔しい。明日は気持ちを切り替えて臨みたい」と決意を込めた。 (大城三太)


▽男子
彩たま(13) 4―0 琉球(9)

▽女子
トップ名古屋(13) 3―1 九州(12)