アスティーダ、ホーム戦で連敗 戸上が好プレーも紙一重で黒星


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第2マッチ 強烈なスマッシュで返球する琉球アスティーダの戸上隼輔=21日、沖縄アリーナ(高辻浩之撮影)

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは21日、沖縄市の沖縄アリーナで木下マイスター東京と対戦し、0―4で完敗した。ホーム戦2連敗で通算成績は2勝8敗。東京には開幕以来、5戦全敗。第1マッチダブルスの木造勇人・平野友樹、第2マッチシングルスの戸上隼輔がともに接戦の末に敗れ、続くシングルスの有延大夢、木造も勝利に届かなかった。年内は残り2試合で、24、25の両日、岡山県の津山総合体育館でリベッツ岡山と対戦する。

 目標とするリーグ連覇に暗雲が立ちこめている。前日に続き、競り合うゲームをものにできなかった。

 第2マッチシングルスの戸上隼輔は、会場のファンをうならせる好ゲームを展開したが、及川瑞基の粘りを前に紙一重で勝利を逃した。

 第4ゲームは3―2から6連続得点。及川の中央を攻め、打ちにくい体勢から手が出せないゾーンを狙い撃ちした。水を得た魚のように勢い付き、圧倒して最終ゲームへつなげた。

 6―6からスタートの第5ゲームは序盤で優位に立った。パワー、コントロール、レシーブ力を発揮し、得点を重ねた。サーブでも相手のミスを誘った。

 10―7と先にマッチポイントを握ったが、3連続失点。「今までうまくいっていた戦術を出せなかった。ミスをしないでおこうと弱気な気持ちが出た」と悔やむ。ジュースにもつれると会場からの後押しを背に、最後まで攻めたが、12―14で落とした。

 年内は岡山との2連戦を残すのみ。「結果を受け止めて挑戦者の気持ちで臨みたい。チームの流れを変えるぐらいの実力を持っていると思うので、必ず勝利して勢いをもたらしたい」とエースの自覚を口にした。
 (大城三太)


▽男子
東京(38) 4―0 琉球(9)

▽女子
日本生命(17) 3―2 神奈川(9)