「おきなわ彩発見」推進で決議 予算の完全執行求める 県議会


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沖縄県議会

 県議会(赤嶺昇議長)は21日、11月定例会最終本会議を開き、新型コロナウイルス対策として県が実施する、域内観光需要喚起策「おきなわ彩発見キャンペーン」事業の推進に関する決議を全会一致で可決した。決議は来年3月までキャンペーンの利用期限が延長したことを踏まえ、県民に対する周知方法を再考し、予算の完全執行を目指し、各種対策を実施することなどを玉城デニー知事に求めた。

 県によると、20日時点の同キャンペーンのクーポンは全86万セットのうち約18万セットが使用された。予算額約56億円のうち11億4500万円を販売した。予算消費割合は約20%に上る。

 決議を提案した経済労働委員会(西銘啓史郎委員長)は同日、照屋義実副知事へ決議書を手渡した。照屋副知事は「県民への周知を図り、キャンペーンを促進させたい。適宜販売促進をしながら運用改善に努め、事業者と連携して全額執行に取り組みたい」と述べた。 (梅田正覚)