名護市長選 新人・岸本氏が総決起大会


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ガンバロー三唱する岸本洋平氏(前列中央)=23日、名護市民会館大ホール

 【名護】来年1月16日告示、23日投開票の名護市長選に出馬を表明している市議で新人の岸本洋平氏(49)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=の総決起大会が23日、名護市民会館大ホールで開かれた。岸本氏は「新基地建設に終止符を打つ。名護市のことを名護市民が決める大事な選挙だ」と訴え、支持者らから拍手と声援が飛んだ。初当選へ向けて奮闘を誓い合った。

 岸本氏は新基地建設を「大きな争点だ。次の世代へ大きな負担を残すわけにはいかない」と強調。現職の渡具知武豊氏(60)について「新基地への態度表明を避け続けている。暮らしや環境を守れない。無責任だ」と批判した。

 保育料などの無料継続について「米軍再編交付金に頼らなくても可能だ。必ず実施する」と宣言し、待機児童解消や6次産業の推進も訴えた。

 出張中の玉城デニー知事が応援メッセージを寄せた。前市長の稲嶺進後援会長は「基地の代わりに金をもらわなくても、純粋な財源で無料化はできる」などと訴えた。

 (’22名護市長選取材班)