沖縄コロナ1週間で計109人 前週比の4倍、新たに29人(12月26日朝まとめ)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県は25日、10歳未満から90代の29人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週土曜日の6人に比べ23人増えた。25日までの1週間の累計感染者は109人となり、前週比4倍と大幅に増加している。新たに感染した29人のうち17人が本部町で、流行が続いている。本部町は26日、町役場の駐車場で無料PCR検査を実施、感染の封じ込めを急ぐ。

 24日までの1週間の人口10万人当たり新規感染者数は5・79人となり、10月30日以来約2カ月ぶりに全国ワーストとなった。

 24日に確認された北部保健所管内の高齢者施設における集団感染関連では、新たに7人の感染が報告され、合計26人となった。内訳は入所者が18人、職員が8人だった。

 新規陽性者29人の地域ごとの内訳は北部保健所管内が19人(うち本部町17人)、名護市1人、那覇市と沖縄市各3人、宜野湾市、うるま市、中部保健所管内各1人だった。

 年代別では40代が6人と最も多かった。

 県の糸数公医療技監は、本部町を中心とした流行について「すぐに治まるのは難しい」と収束に時間が掛かるとの見方を示した。

 米軍キャンプ・ハンセン関係者からオミクロン株の感染が確認されたことを受け、金武町で22~24日に行ったPCR検査では、3日感で297人が受検し、陽性者はいなかったと明らかにした。糸数氏は「(オミクロン株の地域的な)広がりは確認されなかったことになる」と述べた。