新報サンタは笑顔も配達 宮古島平良販売センターの上地忠彦さん 


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サンタクロース姿で配達する上地忠彦さん=25日午前9時、宮古島市平良の琉球新報宮古平良販売センター

 【宮古島】宮古島ではクリスマスの時期になると「サンタが新聞を配っている」と島で話題になる。サンタの正体は宮古島市平良の琉球新報宮古平良販売センターに勤務する上地忠彦さん(54)。毎年24、25日の2日間、サンタとトナカイに扮して新聞を配達している。「新聞と一緒に笑顔を届けたいと始めた。喜んでもらえてありがたい」と話した。

 上地さんは2019年7月から平良販売センターに勤務する。平良地区を担当しており、コスプレ配達もその年から始めた。きっかけは「ただ配るよりも配達先の皆さんが喜んでくれる。その笑顔が最高。クリスマスらしいこともしたかった」と照れながら話す。

 配達中に出会うひとにクリスマスプレゼントとしてお菓子も配る。地元ラジオ局では毎年、上地さんの到着を楽しみにしており、「今年も琉球新報のサンタが来ました」と到着を喜ぶDJの声が放送されている。

 上地さんは「新聞は毎日、決まった時間に届けることが一番、大切なこと。待っていてくれる読者のためにもきっちり仕事をしたい。サンタは来年も来るはずよ」と笑った。(佐野真慈、写真も)